前回、CLIユーザの作成でPostmanを利用してユーザの役割設定を行いましたが、
今回もAPIを利用しないと設定できない項目であるNSX ControllerのSyslog設定について
書いてきます。
NSXのSyslog設定というとNSX ManagerにGUIログインすることによってSyslogサーバの
設定はできますが、ここで設定できるのはNSX ManagerのSyslog設定であって、ControllerのSyslogまでは設定できません。
※いつものとおりHOL-1803のスクリーンショットです。
では、HOL-1803を利用してNSX ControllerのSyslog設定を行ってみます。
Authorizationは前回同様にBasicにして必要事項を入力します。
リクエストメソッドは Get のままで、URLは以下を入力して、Send ボタンを押します。
https://NSX-ManagerのIP/api/2.0/vdn/controller
スクリーン下段に結果が表示されるので、<id>Controller-ID</id>の項目を探し、
Controller-IDを控えておきます。
※通常はController*3台分
では、先ほど控えたController-IDを利用して、現在のControllerのsyslog設定を確認してみます。
https://NSX-ManagerのIP/api/2.0/vdn/controller/controller-ID/syslog
初期段階ではNSX ControllerにSyslogが設定されていないため、<details>にSyslog Server is not configuredと表示されていることが確認できます。
では、ここでNSX ControllerにSyslogサーバを設定します。
リクエストメソッドは Post に変更してURLはさっきのSyslog設定を確認したURLのままにします。
Bodyを選択してrawのXML(application/xml)は前回と同様です。
以下を入力し、Sendボタンを選択します。
<controllerSyslogServer>
<syslogServer>SyslogサーバのIP or FQDN</syslogServer>
<port>514</port>
<protocol>UDP</protocol>
<level>INFO</level>
</controllerSyslogServer>
右下部のStatusが200 OKと表示されていればNSX ControllerにSyslogサーバの設定が完了しています。
再度、NSX ControllerのSyslog設定を確認してみます。
先ほどは、<details>にSyslog Server is not configuredと表示されていましたが、Syslog設定後にはSyslogサーバ情報が表示されていることが確認できます。
これで1台のSyslogサーバ設定が完了したので、残りのControllerにも設定を行えば完了です。
HOLのテキストにはSyslog設定手順はありませんが、やってみると簡単なのでぜひ試してみてください。