2018年6月19日火曜日

NSX Controller の Syslog 設定

前回、CLIユーザの作成でPostmanを利用してユーザの役割設定を行いましたが、
今回もAPIを利用しないと設定できない項目であるNSX ControllerのSyslog設定について
書いてきます。

NSXのSyslog設定というとNSX ManagerにGUIログインすることによってSyslogサーバの
設定はできますが、ここで設定できるのはNSX ManagerのSyslog設定であって、ControllerのSyslogまでは設定できません。

  ※いつものとおりHOL-1803のスクリーンショットです。


では、HOL-1803を利用してNSX ControllerのSyslog設定を行ってみます。


Authorizationは前回同様にBasicにして必要事項を入力します。

リクエストメソッドは Get のままで、URLは以下を入力して、Send ボタンを押します。

https://NSX-ManagerのIP/api/2.0/vdn/controller


スクリーン下段に結果が表示されるので、<id>Controller-ID</id>の項目を探し、
Controller-IDを控えておきます。
 ※通常はController*3台分


では、先ほど控えたController-IDを利用して、現在のControllerのsyslog設定を確認してみます。

https://NSX-ManagerのIP/api/2.0/vdn/controller/controller-ID/syslog




初期段階ではNSX ControllerにSyslogが設定されていないため、<details>にSyslog Server is not configuredと表示されていることが確認できます。


では、ここでNSX ControllerにSyslogサーバを設定します。

リクエストメソッドは Post に変更してURLはさっきのSyslog設定を確認したURLのままにします。
Bodyを選択してrawのXML(application/xml)は前回と同様です。

以下を入力し、Sendボタンを選択します。

<controllerSyslogServer>
<syslogServer>SyslogサーバのIP or FQDN</syslogServer>
<port>514</port>
<protocol>UDP</protocol>
<level>INFO</level>
</controllerSyslogServer>



右下部のStatusが200 OKと表示されていればNSX ControllerにSyslogサーバの設定が完了しています。

再度、NSX ControllerのSyslog設定を確認してみます。



先ほどは、<details>にSyslog Server is not configuredと表示されていましたが、Syslog設定後にはSyslogサーバ情報が表示されていることが確認できます。

これで1台のSyslogサーバ設定が完了したので、残りのControllerにも設定を行えば完了です。


HOLのテキストにはSyslog設定手順はありませんが、やってみると簡単なのでぜひ試してみてください。