2018年6月12日火曜日

NSX CLI Command Modes

NSXの情報も増えてきましたが、cliの情報は意外と少ないのでゆっくりと
まとめていこうかと思います。

まずは、NSXのコマンドモードから。

ciscoにはユーザモードや特化モードといったコマンドモードがありますが、NSXも同様にコマンドモードがあります。
NSX ManagerとEdgeでは利用できるコマンドが違い、コマンドモードにも違いがあります。


NSX Manager NSX Edge Standalone Edge
Basic Mode yes yes yes
Privileged Mode yes yes yes
Configuration Mode yes no yes
Interface Configuration Mode yes no yes
L2 VPN Configuration Mode no no yes
Save Configuration write memory write memory commit


Basic Mode: ログイン直後のモードで利用できるコマンドはread onlyのコマンドのみ。
Privileged Mode: Basic Modeから enableコマンドで移行。サポートレベルのコマンドなど実行可能。
Configration Mode: Privileged Modeからconfigure terminalコマンドで移行。設定変更を行うコマンドの実行が可能。
Interface Configration Mode: 仮装アプライアンスのインターフェイス設定が可能なモード。
L2 VPN Configration Mode: L2 VPNの設定変更コマンドが実行可能。

参考に以下が実行例です。

login as : admin ←ログインユーザ
admin@192.168.xxx.xxx's password:XXXX ←ログインユーザのパスワード
nsx-mgr.corp.local>enable ←Privileged Modeへ変更
Password:xxxxx ←enableのパスワード
nsx-mgr.corp.local#conf t ←Configuration Modeへ変更
nsx-mgr.corp.local(config)#exit ←Configuration Modeから抜ける
nsx-mgr.corp.local#disable ←Basic Modeへ変更
nsx-mgr.corp.local>


まず、ssh やconsoleでログインするとBasicモードとなり、その後にenableコマンドで特権モードに移行してから、configure terminalでコンフィグモードになり設定を行います。
ciscoを利用されている人には違和感なく利用できると思います。

設定ファイルの保存についても、NSX ManagerとEdgeはwrite memoryコマンドで
running-config からstartup-configへ保存します。Standalone Edgeがwrite memoryではなく、commiコマンドでjunosっぽいのはなぜでしょう。。。


まずはここまで。
続きはまた。。。