2018年10月15日月曜日

NSX-T Data Center 2.3 Release 

もう、先月の話となってしまいましたが、2018年9月18日にNSX-T 2.3がリリースされました。

今回のリリースで大きな変更としては、製品名称が NSX-T Data Centerに変更となりました。 NSXファミリーの変更に伴う名称変更なんですかね。


機能的な部分での変更は、やはりクラウドとコンテナ対応を進めているといったイメージがあります。


NSX Cloud の機能強化
  • AWS 環境のサポート:AWS 環境での NSX Cloud のサポート。 
  • Azure VNET での NSX Agent の自動プロビジョニング
  • オンプレミスとパブリック クラウド間の VPN サポートNSX Cloud Public Cloud Gateway 内部に、API を使用する組み込みのVPN 機能が含まれています。VPN 機能を使用して、以下の間に IPsec リンクを作成することができます。
    • 管理対象のコンピュート Amazon VPC/Azure VNET と、トランジット Amazon VPC/Azure VNET のサードパーティ製サービスの仮想マシン
    • 管理対象の Amazon VPC/Azure VNET と、オンプレミス VPN デバイス
  • NSX Cloud エージェントの OS サポートの拡張:NSX Cloud は、パブリック クラウドで RHEL 7.5 オペレーティング システムをサポートしています。

ベアメタル ホストでの NSX-T Data Center サポートの導入
ベアメタルのサポートには、ベアメタル サーバで実行する Linux ベースのワークロードや、ハイパーバイザーを使用せずにベアメタル サーバで実行するコンテナが含まれます。NSX-T Data Center は Open vSwitch を利用して、Linux ホストを NSX-T Data Center トランスポート ノードとして使用できるようにします。
  • ベアメタル サーバのサポート:RHEL 7.4、CentOS 7.4、Ubuntu 16.0.4 オペレーション システムを実行するネイティブ コンピュート ワークロードが含まれます。これにより、ユーザーは VLAN やオーバーレイ バッキング接続を介してベアメタル コンピュート ワークロードを接続できるほか、仮想から物理への通信フローや物理から物理への通信フローに対してマイクロセグメンテーション ポリシーを適用(ステートフル レイヤー 4 を適用)することができます。
  • ベアメタルの Linux コンテナのサポート:Kubernetes および RedHat OpenShift Container Platform を使用して、RHEL 7.4 または RHEL 7.5 を使用したベアメタルの Linux ホスト上で Docker Containers を実行します。
※引用:リリースノート( https://docs.vmware.com/jp/VMware-NSX-T-Data-Center/2.3/rn/VMware-NSX-T-Data-Center-23-Release-Notes.html )


クラウド連携としては上記のとおり、AWSとAzureの機能強化を連携しています。コンテナ対応はベアメタルのLinuxサーバ及びベアメタルのLinuxコンテナをサポート強化しています。


NSX-Tは将来のハイブリッドクラウド、コンテナを見据えたアップデートがされているようなので、今後は注目の製品だと感じています。