2018年5月からVMware NSXのライセンス体系が変更になっているのはご存知でしょうか?
これまでNSXといえば、分散FWができて、VXLANが利用できて、Edgeでいろいろなサービス動かせてというのがNSXでしたが、名称もVMware NSX Data Centerへ変更となりました。
よって、これまでのNSXといったらNSX Data Centerのこととなります。
参考までにNSXファミリーについて簡単にご紹介します。
NSX Data Center
先ほど紹介しましたとおり、これまでのNSXと同等製品となります。
NSX Hybrid Connect
vsphere 5.0との相互運用でも利用できる製品で、旧環境からの移行や、平行運用などで
利用できます。
NSX Cloud
マルチクラウド、マルチサイトにネットワークとセキュリティを提供する製品
NSX SD-WAN by VeloCloud
2017年末にVMware社が買収したVeloCloud社製品。
SD-WANソリューションを提供
では、タイトルにもどりNSX Data Centerのライセンスについてです。
これまで、NSXのライセンスはStandard, Advanced, Enterpriseの3種類でした。
分散FWを利用したマイセグや、Edge LBを利用するのであればAdvancedライセンスで、
Cross vCenter NSXやVPNを利用するのであればEnterpriseといった感じで選定していました。
では、新しいライセンス体系ですが、以下のようになりました。
・Standard
分散スイッチング、分散ルーティング、Edge FWなど
・Professional
Stdに加え、分散FW、VPN(L2,L3)など
・Advanced
Proに加え、Edge LB、分散FWとADやAirWatch連携、マルチサイト、コンテナ、HW VTEPなど
・Enterprise Plus
Advに加え、vRealize Network Insight Advanced、NSX Hybrid Connect Advanced
・ROBO
リモートオフィス向けの一部機能
価格帯はまだ確認していないのですが、分散FWを導入するためにはAdvではなくProでいいので、NSXの導入敷居も低くなったのではないかと思います。