2020年7月13日月曜日

Bitfusion リリース!

Bitfusionがリリースされました!! 

AIやディープラーニングが引き続き盛り上がっているので、Bitfusionに興味がある人も多いのでないでしょうか。 私もリリースされるのをずっと待ってました!


リリースされたばかりでまだまだ情報も少ないですが、Bitfusionの調べた内容を紹介していきたいと思います。


<特徴>
なんといってもBitfusionの1番の特徴は、ネットワーク経由でGPUリソースを柔軟に割り当てられることです。これまでGPUの仮想化といえば、GPUを搭載したESXiホスト上の仮想マシンにたいして、パススルーやNVIDIAのvGPUなど同一ホスト内のGPU仮想化に限られていたので、ネットワーク経由で自由に割り当てられるのはとても大きなメリットだと思います。
 ✳︎VMwareに買収される前のFlexdirectの時はFPGAなどのアクセラレータも利用できたっぽい(ロードマップ?)のですが、現時点ではGPUのみサポートされています。


<システム構成>
GPUプールのESXi上にBitfusionサーバ(アプライアンス)を展開し、ネットワーク経由でBitfusion ClientにGPUリソースを提供します。



Bitfusion Server
左側のESXiがGPUプールで、Virtual ApplianceがBitfusionサーバです。BitfusionサーバはVMwareから提供される仮想アプライアンスで、vSphere7 U1以上にデプロイします。
デプロイしたBitfusionサーバにはGPUをパススルーで設定します。

Bitfusion Client
右側のESXi上のVMはBitfusionを介してGPUリソースを利用する仮想マシンで、CentOSとUbuntuがサポートされています。このLinux仮想マシンにBitfusion Clientをインストールして、ネットワーク経由でGPUリソースを利用します。サポートされるLinuxの詳細のバージョンはドキュメントを確認してください。

Network
ネットワークは Ethernet(10Gbps)、RDMA、Infinibandをサポートしています。
GPUリソースをネットワーク経由で利用するので、広帯域、低遅延のネットワークが必要です。

Bitfusionライセンス
当初BitfusionはvSphere Enterprise Plusに内包される予定でしたが、vSphereのAdd-on として提供されることになったようです。ちょっと残念ですがBitfusionの利用状況を確認するのが目的のようなのでしょうがないですね。


今回はBitfusionの基本構成とコンポーネントを紹介しました。
次回以降は、利用方法だったり、導入手順などを投稿していきたいと思います。