VMware Cloud on AWSはざっくりいうと、オンプレのvSphere環境とAWSのハイブリッドクラウドというところですが、仮想マシンがオンプレとクラウドを行ったり、来たりになります。
それだけだとAWSじゃなくても。。。となってしまいますので、VMware Cloud on AWSの特徴的な部分をご紹介します。
まず、VMware Cloud on AWSの利点ですが、AWSのサイト( https://aws.amazon.com/jp/vmware/faqs/ )では次のように紹介されています。
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VMware Cloud on AWS を使用する利点は何ですか?
VMware Cloud on AWS では、VMware ベースのデータセンターと AWS クラウド間で、一貫性のある相互運用可能なインフラストラクチャとサービスが提供されるため、多様な環境を管理する複雑さと、それに関連するリスクを最小限に抑えることができます。VMware Cloud on AWS により、AWS のサービスへのネイティブなアクセスや、ライフサイクルの中でエンタープライズアプリケーションの価値を高めるイノベーションを実現できます。
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簡単にいうと、オンプレとクラウドで同じ感じで運用できて、AWSのサービス(S3やElastic Load Balancing, Amazon RDSなどなど)も利用できるということです。
そして、現時点(2018,9,21)で利用できるリージョンは下の5か所となっています。
AWS 米国西部 (オレゴン)
AWS 欧州 (フランクフルト)
AWS 欧州 (ロンドン)
AWS アジアパシフィック (シドニー)
今時点で、日本から海外のリージョンを利用することもできますが、やはり距離の問題もあり遅延が大きくて操作にはストレスがあるとのことです。
そして、VMware Cloud on AWSを利用する場合には、オンプレ側がvSphere6.0移行である必要があります。
次回は、AWS側のハードウェア仕様を説明します。